ミノサイクリンは睡眠にも影響を与える?

ミノサイクリンは細菌が育つのに必要なタンパク質ができるのを防ぎ、病原性の微生物が増殖するのを抑える働きのある抗生物質で、主に皮膚感染症やライム病などの治療役として使用されています。
ミノサイクリンが効果を発揮する疾患として、チフスなどの皮膚感染症の他、扁桃炎や咽頭炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器系の感染症、中耳炎や副鼻腔炎など目や耳、鼻の感染症、膀胱炎など泌尿器科の感染症が挙げられます。
また、クラミジア感染症やニキビなどの治療にも使われています。

以前はよく使われた薬ですが近年では薬の効かない耐性菌の増加や効果の高い代替医薬品の出現、副作用や併用禁忌の問題などから使用される割合が減ってきている薬でもあります。
ミノサイクリンの副作用の一つに中枢神経への影響があります。
成人男性を対象に行われた臨床試験によると、ミノサイクリンを服用したグループは服用していないグループと比べて状態不安が観察されるなど、意思決定に関する影響が見られるという結果が出ています。

また、睡眠に対する影響も顕著に表れていて、健康な男子学生に投与した際、ノンレム睡眠が明らかに減少するという結果が得られています。
このため、ミノサイクリンの服用量が多すぎると、夜ぐっすりと眠れないなどの副作用が出る可能性もあります。

併用禁忌や食事面での注意点が多いのもミノサイクリンの特徴の一つですが、特に牛乳や乳製品と一緒に服用することは禁忌とされています。
理由は薬の効果が低下してしまうからです。
牛乳や乳製品を摂取する場合はミノサイクリンの服用から1時間から2時間の間隔を空けるようにする必要があります。

長期間ミノサイクリンを服用していると稀にビタミンK欠乏症、ビタミンB欠乏症などを引き起こす可能性もあります。
キャベツや緑黄色野菜、大豆製品、小麦胚芽などビタミンK、ビタミンBの豊富な食品を食事に十分取り入れるなどの配慮が必要になってきます。

ミノサイクリンを牛乳で服用するのはNG

ミノサイクリンには睡眠に影響が出るといった副作用の可能性もありますが、コップ1杯程度の水で飲むなど正しい方法で服用するということも大切です。
正しく服用しなければ効果の出方が変わってしまうからです。
ミノサイクリンを牛乳で服用するのはよくありません。
ミノサイクリンを牛乳と一緒に摂ると薬の効果が低下してしまうからです。

牛乳だけでなく、乳製品も薬の吸収を悪くします。
牛乳はもちろん、乳製品についても注意が必要です。
影響を避けるためには牛乳や乳製品を摂取したら、2時間以上経過してからミノサイクリンを服用するほうが安心です。
ミノサイクリンを服用後も同様に間隔をあけてから牛乳や乳製品を摂取するようにしましょう。

牛乳やヨーグルトなど乳製品とミノサイクリンを一緒に摂ってしまうと、ミノサイクリンに含まれているカルシウムに結合して薬の吸収が妨げられます。
吸収が悪くなれば効き目も悪くなり、効果が減ってしまいます。
牛乳だけでなく乳製品も影響がありますので、うっかり摂ってしまわないように注意しましょう。

ミノサイクリンの成分には、マグネシウムやカルシウムといったものが影響を与えます。
マグネシウムはアーモンドやピーナッツといったものに多く含まれていますし、カルシウム剤など同時に飲まないほうが良いものもありますので注意が必要です。
服用している薬剤と同時に飲まないほうが良いことも考えられますので既に服用しているものがある場合には医師に相談しておくとよいです。

併用禁忌を正しく知り、キチンと守ることでミノサイクリンの効果をキチンと得ることができます。
牛乳や乳製品など影響を与えるものは間隔をあけることで摂れますから、摂ってはいけない理由を知り、正しく服用しましょう。